生ゴミ堆肥づくりの講習会を開きました

講習会の概要

日時： 令和7年3月15日（日）午後1時30分より2時間ほど

場所： 楽農みんなの家にて

参加： 6名の方が参加されました

この取り組みについて

日々の暮らしでどうしても出てしまう生ゴミですが、これを燃えるゴミとして出すのは、やはり勿体ないと感じております。ゴミを燃やす際にはCO2も発生しますし、環境への負荷も気になるところです。

そこで、各ご家庭で生ゴミを堆肥にし、それを使って庭やプランターで草花や野菜を育てることができれば、資源の循環にも繋がり、良いのではないかと考えました。

江戸川区のゴミの約4割が生ゴミだとも聞きます。これを減らすことができれば、環境にも優しく、また自分で育てた安全な野菜を味わう喜びも得られます。ささやかながら、意義のある取り組みだと思っております。

当日の様子

講習会では、ご家庭で堆肥作りを始める際の参考になるよう、発泡スチロールの箱を使った方法を実演いたしました。まず土と種堆肥（堆肥の発酵を促すもの）を混ぜて堆肥床を作り、そこへ生ゴミと米ぬかを加えて、よくかき混ぜる手順をご覧いただきました。

堆肥作りで気になるのが、虫や臭いのことかと思います。これについては、空気の通りを良くしつつ、虫除けのために布や網で覆うといった工夫をお伝えしました。参加された方々には、ご自宅で試せるように、発酵が進んでいる種堆肥と米ぬかを少しずつお分けしました。これを機に、堆肥作りに挑戦していただけると嬉しい限りです。

その他、わたくし（佐藤）が普段から使っている、古いお茶箱（内側のアルミを剥がしたもの）を利用した堆肥箱や、畑の隅に設けた堆肥枠、漬物桶の底を抜いて作ったコンポスト容器などもご紹介しました。特に、畑の堆肥枠では、一年かけて立派な黒土のような堆肥が出来上がっており、大きな容器二つ分にもなりました。これには皆さん、感心しておられました。

参加された方からのご感想

アンケートに寄せられたご意見の一部です。

「庭があるので、ポリバケツの底を抜く方法で試してみたい」とのことでした。
「米ぬかはどこで手に入るのか」というご質問には、「お米屋さんの店頭や、コイン精米所などで無料で分けてもらえる場合が多いですよ」とお答えしました。
「臭いが心配」という声もありましたが、「空気がよく通るように管理すれば、臭いはかなり抑えられます」とお伝えしました。適切な管理が大切ですね。

今後の課題など

今回は堆肥の作り方を中心にお話ししましたが、出来上がった堆肥をどのように使うか、という点については十分に触れられませんでした。今後は、プランターや畑で堆肥を上手に使う方法なども、具体的にお伝えできるようにしていきたいと考えております。

【活動報告】生ゴミ堆肥づくり講習会